髙野 千晶さん 全国農業協同組合連合会茨城県本部
髙野 千晶さん
全国農業協同組合連合会茨城県本部
生産資材部 農業機械課 2017年入会
青山学院大学 法学部法学科卒業 / 茨城県常陸太田市出身
大学卒業後は、「茨城に貢献したい」という思いから全国農業協同組合連合会に入会。現在は農業機械課で農業用機械の受け渡し業務などを行う。
高校生のときから、茨城で働くイメージをぼんやりとですが持っていました。
大学は公務員を目指し法学部に進学しました。
大学3年になり、就活を本格的に始めると、果たして公務員になってどうしていきたいのか自分の心の中に迷いや葛藤が出始めました。そこで自分自身をもう一度自己分析してみると、本当にやりたいことは『茨城に貢献し恩返ししたいこと』であると気づきました。そしてそれは、公務員でなくても可能なのではないかと・・・。
では、どの業種でしごとを見つけ、どこに就職すればその思いが叶うのか…そんな思いを胸に、改めて企業研究を始めました。
皆さんは、茨城県の農業産出額が全国第2位であることをご存知ですか?私はそこに着目しました。主力産業である「農業」に関わる仕事で、地域に貢献しようと。そして、経済事業で農業生産者を支える「JA全農いばらき」への就職を志望しました。
生産者の皆様が、草刈りに使う「鎌」などの小さな農具から、稲を植える「田植え機」・畑を耕す「トラクター」、米の収穫・脱穀まで行える「コンバイン」という大型農機までを、県内全域のJAを窓口にして注文を受け、農機メーカーへ発注し、メーカーから直接JAへ納品する。つまり、農業をする際に必要な道具や機械の受け渡しを、『流通』で生産者の皆様を支える仕事です。
メーカーからの直接納品以外に、在庫倉庫からの出荷もあります。その際、手では持てない大きな機械を運ぶこともあるため、フォークリフトを運転する資格を取得しました。
また、年2回行われる「農機・生産資材展示会」も大切な仕事です。そこでは農業セミナーの開催や、生産資材展示販売会のほかに中古農機展示即売会などを開催します。昨年初めて開催スタッフになったときは、課のメンバー全員でツナギを着て会場づくりをするなど、大学時代には想像もしていなかった仕事をさせていただきました。
農作業の効率化を支援できる農業機械は、高齢化が進む多くの農家にとってなくてはならないものです。春の田植え、秋の稲刈りの時期は「これが欲しい」との問合せが多数あり、1,000万円以上するコンバインが何台も売れることもあるんです。
この仕事をしていると、改めて茨城は農業が盛んだということが肌で感じられ、自分の仕事が茨城にとって大切な役割を果たせていると思えます。
農業が活性化すれば、地域はますます活性化する。入会当時と同じ思いを持って今も仕事に取り組んでいます。生産者の皆様が本当に欲しいと思う農業機械を、よりスピーディにより良い状態でお渡しできるように、これからも経験を積んでいきたいです。
茨城では若い人材の採用に積極的な企業が多く、面接時は私の話にじっくり耳を傾けてくれるところがたくさんありました。就職してからもJA全農いばらきでは職場全体で若手を育てることを大切にしているので、普段の業務から重要な戦力として頼りにしてくださっています。
“頼られる”事を意気に感じ、もっと良くしようと“知恵を絞る・工夫する”ことで、充実した毎日につながっています。
大学のキャリアセンターでは、Uターン就職を考えている学生向けに地元企業の紹介もしていると思います。東京だけに絞らず、地元に目を向けてみると、いままで気づかなかった魅力的な企業がたくさんあることに驚くと思いますよ。
ずばり教えて!
Uターンしてよかったこと、困ったこと。
よかったこと
困ったこと
茨城県を動かす人たち
目の前の人の幸せを叶えるため、
いつだって真っ直ぐに。
不安があるからこそ、
積極的に自分から触れにいく。
すると、可能性が見えてくる。
やりたいことを実現できる場所として、
ふさわしい会社に出会うことができた。
家族のそばで過ごせること。
それも就職の大切なポイント。
「安定」と「やりがい」は、
公務員でなくても手に入る。
自分がやりたいことを探求し、
自分が納得いく仕事を選ぶ。
茨城の主力産業である
農業を支える誇り。
私が開発したカップ麺、
食べたことあるかも知れませんよ。
茨城県にこんな
カッコイイ会社があることに
とても驚きました。
仕事では海外への道を切り拓き、
休日は茨城の自然を楽しむ。
茨城県で頑張っている企業の
力になりたい。
こんなに海外の方と
接する機会が多いなんて。
目の前の人のために
一生懸命になる喜び。
創業から100年以上、
地域のことを考え続けています。
茨城の製造業は強い。
世界とも十分に渡りあえる。
仕事も子育ても
メリットの方が多い。
ここは“ちょうどいい郊外”。
世界に誇れる
仕事に関わる喜び。
農業はカッコいいもの。
さあ、次は何をやろう。